京都で男性更年期を漢方で改善する⑤【京都漢方錦】
2022/01/18
京都市中京区四条河原町 漢方錦 石蔵友紅子(いしくらとくこ)です。
男性更年期5回目です。先週はお陰様でお客様がたくさんご来店いただきました。
続きをすぐに書く予定でしたが、遅れてしまいました。申し訳ありません。
①では「黄帝内経」から男性の一生を紹介しました。
②では「肝腎陰虚」(かんじんいんきょ)
③では「心腎陰虚」(しんじんいんきょ)、「心腎不交」(しんじんふこう)を
紹介しました。
④では①~③のタイプに併用すると良い漢方薬を紹介しました。
(気血の不足や、「心」と「脾」の弱り、ストレスにより「肝」の「気」が停滞したタイプ)
今日は働き盛りの男性に多い狭心症や心筋梗塞を予防していく漢方薬を紹介します。
今日は予防です。狭心症や心筋梗塞を起こしてから漢方薬飲みます。とかまさか言わずに
予防でしょ。
狭心症や心筋梗塞を起こしやすい体質があります。体質(素体と言います。)は次の2つです。
●「心」の陽虚 「心」のエネルギーが不足している体質。
(一般に良く言う心が弱いとかいう事ではありません。)
狭心症や心筋梗塞の多くは「心陽虚」のほうです。
「心」の陽が弱いと心臓の拍動や「血」を動かす力(気)が弱いという事になります。
症状は 手足が冷えやすい、寒がり、不安感、めまい、顔色は青白い又はどす黒い、艶がない、
動悸や息切れしやすいなど。
〇漢方薬による予防方法
「気」を補い「陽」を昇らせる漢方薬を服用します。
金額は1ヶ月分で11,330円税込。
手足の冷えがあれば「腎陽」を補う漢方薬を併用します。
金額は1か月分、2種類で17490円から22,880円税込くらい。「腎」の状態で金額は変わります。
●「心」の陰虚 心筋を潤す「血」が不足し、心筋の動きが弱いという事になります。
「心陰虚」の体質は「心陽虚」ほど多くはないと漢方(中医学)の世界では言われています。
症状は のどの渇き、寝汗、手足の裏がほてりやすい、のぼせやすい、焦燥感、寝つきが悪い、
よく目が覚める、不安感、健忘、めまい、頭がふらつく、動悸など。
〇漢方薬による予防方法
「心の陰」や「心の血」を補う漢方薬を服用します。
金額は1ヶ月分で7,480円税込~10,340円税込くらいです。症状や体質を見て決めます。
男性の50代、60代となると、「心」の「陽」も「陰」減ってきている年代です。
「心陽(気」」や「心陰(血)」を補っていくのが予防になります。
また、血液がドロドロに立っている世代でもあります。飲食には気を付けたいです。
しかし、食養生ができないんですよねえ。
だから、血液が滞らないように予防する漢方薬を服用していくのも良い方法です。
1ヶ月分で金額は13,200円税込です。
「血」の滞りを改善する漢方薬は、上の漢方薬とも併用できます。
安くはないので1日1回とか2回とか服用するのもよいです。
ただし、これも体質をしっかり見ないといけません。
必ずご相談ください。よろしくお願いします。
もう少し続きます。