京都で男性更年期を漢方で改善する④【京都漢方錦】
2022/01/11
京都市中京区四条河原町 漢方錦 石蔵友紅子(いしくらとくこ)です。
男性更年期4回目です。
①では「黄帝内経」から男性の一生を紹介しました。
②では「肝腎陰虚」(かんじんいんきょ)
③では「心腎陰虚」(しんじんいんきょ)、「心腎不交」(しんじんふこう)を
紹介しました。
男性更年期では上のどのタイプでも、まだ働き盛りの年齢でありながら
記憶力、集中力の低下を感じることも多くなってくるかと思います。
そこから自信の喪失、不安感などが現われることになるでしょう。
今日は②③のタイプに足して服用するとよい漢方薬を紹介します。
気づかれたかもしれませんが、どのタイプにも「腎」の字が入ります。
「腎」は五臓の中でも「精を蔵し、骨を主り、髄を生じ、脳に通ずる。」
「精が減ると脳に通ずることができません。」
どのタイプも必ず「腎の精」を補っていきます。
「精」は生命力の源となる栄養(物質)=「陰」と言います。
「腎精」不足の上に年齢とともに「脾」が弱り「脾」の「気」が不足すると
さらに「気血」を作れなくなります。精も気も血も不足していきます。
●気血不足、心脾両虚(しんぴりょうきょ)
〇症状は、記憶力低下、集中力の低下、不眠、夢をみやすい、不安感、疲れやすい、
倦怠感など。
〇漢方薬による改善方法
「脾」を丈夫にして、「気」を補い、「血」も補い、
精神を安定させる(安神と言います)漢方薬を服用します。
②肝腎陰虚、③心腎陰虚、心腎不交、すべてのタイプに併用して服用します。
金額は
②肝腎陰虚に合わせると16,830円税込くらい。
③心腎陰虚、心腎不交に合わせると16,610円税込くらい。
「脾」が弱るのは、不規則な食事、食養生ができない、(油っこいもの、お酒、
甘いものなど)、睡眠不足、など日常的な養生ができないことが原因です。
今の日本人はほとんど養生は出来ていませんから、
すべての人が「脾」が弱っています。
次にストレスを強く感じている人です。
●肝気鬱結(かんきうっけつ)
肝気の鬱結とは、肝の気がウツウツと結ばれてしまう。(気滞とも言います)
そんなイメージです。肝の気は本来のびのびと動いているものです。
のびのびと動いているはずの気がウツウツと結ばれるのだから、
かなりストレスがかかっている状態です。
〇症状は、イライラしやすい、憂うつ感、頭痛、お腹が張るなど。
どちらかというと不安感よりイライラしやすいタイプです。
〇漢方薬による改善方法
「肝の気」をのびやかに流す漢方薬を服用します。
体質に合わせて4種類から選びます。価格は9240円税込 ̄13200円税込くらい。
この漢方薬も②③のタイプの漢方薬と併用して服用します。
金額は
②肝腎陰虚に合わせると16,940円税込~20,900円税込くらい。
③心腎陰虚、心腎不交に合わせると16,720円税込~20,680円税込くらい。
②③に合わせると良い漢方薬はまだ続きます。