京都で男性更年期を漢方で改善する③【京都漢方錦】
2022/01/07
京都市中京区四条河原町 漢方錦 石蔵友紅子(いしくらとくこ)です。
「男性更年期」を漢方で改善する3回目です。
(男性更年期と言っても、男性専用の漢方薬があるわけではないので、同じような症状が
あるなら女性でも同じ漢方薬を服用します。女性も参考にしてください。)
●心腎陰虚(しんじんいんきょ)
五臓の「心と腎」の「陰」が不足している状態です。(昨日は肝と腎の陰虚でした)
私は男性の更年期障害、特に日本人の男性は
「心腎陰虚」の人が多いような気がしています。
「心」は脳の一部の働きを受け持っています。仕事のストレスなどで「心」が弱ると
「心の血」や「心の陰」が減って行きます。(血は陰の一部でもあります。)
〇「心腎陰虚」の症状は、寝つきが悪い、よく目がさめる、眠りが浅い、夢をよく見る、
不安感、焦燥感、驚きやすい、記憶力の低下、集中力の低下、頭がふらつく、動悸、寝汗をかく、
喉が渇く、のぼせや手足がほてる、耳鳴り、腰や関節がだるい。
昨日の「肝腎陰虚」より「眠り」についていろいろと問題が出てきます。イライラ感より
不安感や恐怖感やあせり、集中力の衰えを感じるようになったら「心腎の陰虚」だと思います。
「仕事が上手くいくだろうか、、」
「この先の不安、、」
しかし、不安や悩みを人に見せない、出せない、、家族にも、、
こんなことを感じるようになったら「漢方養生」をするときが来たのではでしょうか。
「漢方養生」なら1日3回飲むだけです。
〇漢方薬による改善方法
「心と腎の陰」を補う漢方薬を服用します。
金額は1ヶ月分で7,480円税込です。この漢方薬をベースにして
・不眠、寝付けない、眠りが浅い、よく目がさめる、夢をよく見るなど「眠り」の症状が
強ければ「心の血」や「心の陰」を補う漢方薬を足します。(プラス9,130円~10,340円税込くらい)
・不安感や恐怖感(仕事が上手くいくだろうか、など)、あせり、集中力の低下などを
感じる場合は「痰(湿)」を取り除いたり、鎮静作用のある漢方薬を足します。
(プラス9,900円~11,550円税込くらい)
●「心腎不交」(しんじんふこう)
「心」と「腎」が交わらない。という意味です。
「心」は「火」を司ります。「腎」は「水」を司ります。
「心」と「腎」が交わらないという事は「火」と「水」が交わらない。
つまり「心の火」を消せない。という事です。
「火が燃える」のを消せないので「心が高ぶります」。
〇「心腎不交」の症状は、イライラする、気持ちが落ち着かない、怖がり、不眠、耳鳴り、
めまい、腰や膝に力が入らない。
「心腎不交」の不眠と「心腎陰虚」」の不眠ではタイプがちうのが分かると思います。
「心腎不交」のほうは神経が高ぶるタイプです。
会社や外ではニコニコしてるけど、家では奥さんに当たったり、奥さんの言う事や
していることに口出しして、ガミガミ言ったりするような男性は、このタイプではないかと
思うのです。(だけど本当は怖がりです。)
しかしこれはモラハラです。今はこういう事にうるさい時代です。
モラハラ夫になる前に「漢方養生」です。
人生の後半をより楽しく過ごすなら「漢方養生」です。
〇漢方薬による改善方法
「心の火」を清し(消し)、「心腎の陰」を補い、「心と腎の交通」を改善する漢方薬を
服用します。
金額は1ヶ月分で18,920円税込(2種類の漢方薬を服用します。)
・不眠がある場合はさらに「心の火」を静める漢方薬を服用します。(プラス11,550円税込くらい)
・「心腎不交」であっても不安感の強い人もいます。不安感や不眠がある場合は鎮静作用、
抗不安作用のある漢方薬を服用します。(プラス9,900円税込くらい)
今日はここまで。「男性更年期」はまだ続きます。