京都で男性更年期を漢方で改善する①【京都漢方錦】

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京都で男性更年期を漢方で改善する①【京都漢方錦】

2022/01/05

あけましておめでとうございます。

京都四条河原町 漢方錦 石蔵友紅子(いしくらとくこ)です。

昨年12月31日のブログのお約束通り、今年最初のブログは「男性更年期」から

始めます。今年のテーマは

「女も男も更年期の支度が必要。」

男性も女性と同じように

生殖機能が低下することにより、脳の視床下部⇒下垂体⇒性腺のバランスが乱れる

⇒全身の様々な変化が現われる。

発症年齢は個人が差がありますが、多くは50歳~60歳くらいの間です。

具体的な症状は

1,自律神経失調症 不眠、疲労感、食欲不振、頭痛、肩こり、めまい、イライラ感、憂うつ感、不安感

特に店頭で多いのは、不眠、不安感、憂うつ感、疲労感です。

 

2,心臓機能の乱れ 動悸、胸部が重苦しい、実際に心筋梗塞などの病気の発症は、

50~60代の男性のほうが同世代の女性より多いです。

 

3,消化機能の乱れ 消化不良、食欲減退、便秘、下痢、お腹が張る、腹痛

最近私のお店でも便秘を訴える男性が増えました。

それとコロナ禍で増えているのが、逆流性食道炎です。

 

4,性機能障害 性欲減退、インポテンツ(ED)

男性ならではのお悩みは個人差があると思いますが、出来るだけ早い目に予防に入ると

良いと思います。まさに男性更年期の支度はお早めに。です。

5,その他 関節の痛み、腰痛、かかとの痛み、頻尿、夜間多尿、おしっこが出にくい

⑤のその他は、女性の更年期でもよく見られる症状です。

その他に、目の病気も増え始めます。昨年も急に「白内障」が進行した男性のお客様(45歳)

がいらっしゃいました。ストレスが急にたくさんかかったようで、白内障が進行したようです。

漢方医学(中医学)的に考えると、大きなストレスにより、大事な「陰」「血」が損なわれた。

と言えるでしょう。

 

先ずは40代後半から50歳にかけて「陰」「血」を補う、というのが

更年期の支度として重要になります。

 

中国最古の医学書「黄帝内経」(こうていないけい)より

男性は8の倍数で成長し、老化する。を紹介します。

●8歳 「腎気」が活発になり、髪がふさふさになり、永久歯が生える。 

腎気」とは生長に必要な生命力であり、新しい生命を生むための生命力でもある。

 

●16歳 「腎気」が成熟し、生殖能力が備わる。

 

●24歳 「腎気」が体のすみずみまで巡る。

 

●32歳 筋骨がたくましくなり、肌肉が豊かになる。

 

●40歳 「腎気」が衰え始め、髪の毛が抜け、歯が揺れる。

髪が抜けるとは「血」が減ってきている証拠。

 

●48歳 「陽気」が衰え、顔面にしわが寄り、髪の毛が白くなる。

陽気とはエネルギーの源。

 

●56歳 「肝気」が減り、筋肉が衰え生殖能力が弱まり、体は老化してしまう。

「肝気」とは「血」を動かすエネルギー。40歳で「血」は減りはじめ、「肝の気」は

56歳でかなり減ります。また漢方医学(中医学)では「肝」は自律神経を調整しているので、

ちょうど56歳は男性の更年期真っ只中という事になります。

 

64歳 歯も髪の毛も抜け去る

 

いかがでしょうか。

40歳を過ぎたら「漢方養生」を始めれば、56歳くらいから同世代の人より若々しく

いられると思います。

今日はここまで。症状に合わせて、漢方薬による改善方法を紹介していきます。

  

 

 

 

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