京都で漢方で夜間の頻尿を改善する②【漢方錦】
2021/12/23
夜間の頻尿を漢方で改善する、2回目です。
夜にしっかり睡眠がとれないことから夜間の頻尿になることがあります。
その続きです。
前回の①の最後の「心腎不交」のタイプ(性質)がさらに進行すると
「心の火」が強くなる体質の人がいます。
●「心火旺」(しんかおう)
寝つきが悪い、眠りが浅い、良く夢を見る、目が覚めやすい
特にイライラしやすく、短気、怒りっぽい、血圧が高い人もいます。
寝つきが悪くなります。
〇漢方薬による改善方法②
腎陰や心陰を補う漢方薬と一緒に、心の熱を冷ます(清熱)漢方薬を服用します。
金額は1ヶ月分で19,000円税込くらい。
次に、冷え性で体力がなく疲れやすいタイプの人
冷え性や体温が低い、胃腸が丈夫ではない等の体質。
こういう体質を「陽虚」(ようきょ)と言います。
●腎の陽虚
食が細い、もともと胃腸は丈夫ではない、どちらかというと神経質、
疲れやすい、昼間眠たい、よく眠れない、寝つきが悪いなど不眠の傾向で
夜にトイレに行きたくなる。
〇漢方薬による改善方法
腎の陽を補う漢方薬と、神経を安定させ(安神と言います)、「気」「血」を補い
温める漢方薬を服用します。
安神の神は心のことです。腎の陽が不足すると「心の気」に影響し、眠れなくなります。
金額は1ヶ月分で21,450円税込くらい。
少し安くするなら16,000円税込から。ただし時間はかかると思います。
●心の陰陽両虚
心の陰も陽も不足した体質。エネルギーや栄養が足りないので
精神的に弱くなります。
クヨクヨしやすい、考え込みやすい、思慮深い、落ち込みやすい、
怖がり、驚きやすい。
新型コロナウイルスの流行で分かったことは、日本人はこの性質の人が
とても多いという事です。
〇漢方薬による改善方法
心の陰陽を補う漢方薬を服用します。
金額は15,000円税込から16,000円税込くらいです。
こうしてみると、単純に老化で夜間の頻尿になっている人よりも
睡眠に何かしらの問題を抱えている人が多いように思います。
あとは、不安感があると頻尿にもなります。
膀胱神経症について前に書いています⇓⇓⇓
つい最近も、「心腎不交」の改善の漢方薬を服用されているお客様(60代、男性)
より「夜寝てからトイレに行かなくなった。」と報告いただきました。
やはり少し眠りは浅かったのではないか、と思います。
次回は男性限定ですが、「前立腺肥大症による夜間の頻尿」について書きます。