京都で更年期、頻尿、膀胱炎を漢方で治す【漢方錦】
2021/01/23
頻尿、膀胱炎を漢方薬で治す①
女性のお悩みにの1つに「トイレが近い」があります。
私のお店は私では女性同士で話しやすいこともあり、「おしっこが近い」
の相談がとても多いです。
日中8回くらいまでは頻尿とは言わず、10回超えてくると「頻尿」といいます。
夜間の頻尿は夜寝てから2回以上トイレに起きること。
漢方薬と女性ホルモンのバランスを良くするものを服用して
もらうことで良くなります。
それでは一番多く見られる『膀胱神経症』について
●肝鬱気滞(かんうつきたい)
頻尿、尿意切迫、残尿感、トイレに行きたくなって、行くが
さほど尿は出ない。イライラする、憂うつ感があるなど情緒とも関係があります。
この症状は皆さん、膀胱炎だと思って、病院に行って抗菌剤などをもらって飲まれるのですが
「2回、3回と病院に行って抗菌剤を飲んでも、またぶり返すので何でですか?」
と聞いてこられます。特に更年期の女性、40代後半から50,60代と年齢層も幅広いです。
これは膀胱炎ではありません。
原因の1番目は女性ホルモンの減少です。女性なら全員当てはまります。
女性ホルモンのエストロゲンは膀胱にも流れています。
女性ホルモンの減少で膀胱の筋肉が緩むのではないかと思います。
漢方薬で治ります。
2番目が肝鬱気滞(かんうつきたい)
「鬱」とありますが「うつ病」ではありません。
うつ病とは全く違うものですので安心してください。
精神的ストレス、緊張などにより、「肝」の「気」の流れが悪くなり
膀胱の「気」が乱れる。
イライラしやすい、憂うつ感など情緒と関係があります。
わき腹やお腹が張る。
◎漢方薬を服用することによる治療方法
「肝」の「気」をのびやかにして、「気」の流れを良くする漢方薬を服用します。
自律神経が乱れはホルモンバランスと関係がありますから
必ずホルモンバラスを良くするものを漢方薬と一緒に服用します。
●寒凝下焦((かんぎょうげしょう)
頻尿、尿意切迫感、残尿感、下腹部や四肢の冷えがある。
簡単に言うと冷え性です。冷えが膀胱を犯し、「腎」と「膀胱」の「気」を乱します。
元々の体質が「陽虚」や「血虚」が背景にあります。
ほとんどの日本人の女性が「陽虚」「血虚」を持っているので
体質を普段から改善しておくことが大事かが分かります。
◎漢方薬を服用することによる治療方法
体を温めて血行を強め、寒冷を取り除く漢方薬を服用します。
冷えと肝鬱気滞の両方持っている女性はとても多く、両方の治療を行うことも
とても多いです。その上に閉経後、更年期は「腎虚」になります。
「腎」が表で「膀胱」が裏です。
最初に書きましたように、女性ホルモンが膀胱に流れているのですが、
流れる量が減るのですから(←これが腎虚)、もっと頻尿になります。
女性ホルモンのバランスを良くするも一緒に行っていきます。
★ここで1つ知っていただきたいことがあります。
「膀胱炎とよく間違われて抗生物質などを投与されますが、効果がないだけではなく
薬物の刺激で悪化を招きます。」
(中医薬大全より引用)
漢方薬の治療が得意とするところです。