熱中症対策③そもそも熱中症ってナニ?【京都四条河原漢方錦】
2023/08/17
お盆休みもそろそろ終わりの方が多いでしょうか?
まだまだ蒸し暑い日が続きそうです。
京都市中京区四条河原町 漢方錦
石蔵友紅子(いしくらとくこ)です。
今日は、熱中症とは何ぞや?の3回目です。
〇1回目は熱中症とはナニ?熱中症の原因と症状
↓↓↓
〇2回目は熱中症になったときの対処法と暑熱順化(熱中症予防に必要なこと)
↓↓↓
そして今日は「ニセ熱中症」について書きます。
熱中症対策①の中の熱中症Ⅰ度の症状
めまい、立ちくらみ、筋肉痛、筋肉の硬直、こむら返り、大量の発汗
Ⅱ度の症状として
頭痛、気分が悪い、吐き気、嘔吐、倦怠感
などの場合、私のような相談型薬店薬局に来店される可能性があります。
(Ⅲ度になるとさすがに病院に搬送されると思います)
上のような症状があった場合にお客様には、
どのような場所で、何をしていたかを質問します。
お客様の答えとして例を2つ挙げます。
1)長時間蒸し暑い場所にいた、屋外にいた(お墓参りや夏祭りなど)
気温の高い暑い室内にいた。この例は「熱中症」かもしれません。
2)クーラーのよく効いた室内で、汗はかいていない、
しかも夏はこまめに水分を多い目に飲むように心がけている。
この場合はどうでしょうか?このように過ごしている人も、めまい、立ちくらみ、
頭痛、気分が悪い、吐き気などを訴えることがあります。
これが「ニセ熱中症」の典型例です。
しかし、病院へ行くと、季節柄「熱中症」と診断されてしまうのです。
2)の例は、中医学なら熱中症とは判断しません。
もう少し解説します。
めまい、たちくらみ、頭痛、気分が悪い、吐き気などなどの症状が出た理由は
●水分を摂り過ぎて、体の中が水浸しの状態
●しかもクーラーの冷たい風によって体が冷えている
(クーラーは意外に体が冷えます)
●体が冷えている、あるいはクーラーで快適なので汗はかかない
⇒体内の水分が出ていかない
★熱中症の原因は「暑」と「熱」でした。
2)は中医学でいうと、寒(冷え)と水分の摂り過ぎ(水飲)が原因です。
治療方法は、『体を温めて、体内に停留した水を追い出す』ことです。
「本当の熱中症」の、「体を冷やして熱を冷ます、必要なら水分は少しずつ補う」
とは全く逆の治療になるのです。
★「ニセ熱中症」にならないための生活の養生は
◎やたらと必死で水分を摂らない
◎適度に汗をかくような軽い運動、室内でもできるような筋トレ、ストレッチなど
(汗をかいたら適当な水分やミネラルを補う)
◎クーラーの効いた室内で冷たい飲食をしない、温かいものを飲食する、
体の中、特に胃腸は冷やさない
◎シャワーで済ませない、湯船につかる
(参考資料/小太郎漢方製薬(株)/小太郎漢方ニュースNO.451)
熱中症については以上で終わりです。
★こんなことがありましたらご相談ください。
☑夏バテ、疲労倦怠感、体がだるい
☑食欲が出ない、軟便下痢気味
☑暑すぎて睡眠不足気味、熟睡したい
☑めまい、立ちくらみがよくある
☑クーラーで冷えてツライ
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