マスクニキビ(マスクネ)対策に漢方①【京都四条河原町漢方錦】
2022/08/05
京都市中京区四条河原町 漢方錦 石蔵友紅子(いしくらとくこ)です。
毎日キョーレツな暑さです。どんな風にお過ごしですか。
この暑さでマスクはツライです。
最近マスクによるニキビが大人にも広がっています。マスクネ(マスク+アクネ菌)というそうです。
今日はマスクニキビ(マスクネ)に良い漢方薬を紹介します。2回シリーズです。
マスクが肌に当たって炎症をおこしてニキビができるだけではなく、ホルモンバランスの乱れ、
ストレス、食生活の乱れ(お酒の飲みすぎ、脂や糖の摂り過ぎ)など、
体の中からできていることが多いのです。
(一番最後に、マスクニキビ(マスクネ)対策に漢方②の案内もあります。)
体質別に紹介します。
◎肺経鬱熱(はいけいうつねつ)〈鬱熱(うつねつ)とは停滞した熱のこと〉
赤くはれて化膿しやすいニキビ。ニキビの色が真っ赤で腫れて高く盛り上がる。
ちょっとした刺激でも化膿しやすく、出血しやすい。
ニキビの原因となる熱(湿と熱)はストレス、食生活の乱れ、過労などによって、陰と陽の
バランスが失われるために発生します。熱(湿と熱)は上昇しやすく、肺に昇りやすいです。
その熱(湿と熱)が肺に溜まり、肺の気が巡らなくなります。そうなると皮膚に気が十分に
巡らなくなりニキビができます。
五臓、(肝、心、脾、肺、腎)の中で、肺と皮ふはつながっています。
★どんな漢方薬を服用する?
肺の熱(湿と熱)を冷ます(清熱)する漢方薬を服用します。この漢方薬には痛んだ皮膚を
修復する「血」も含んでいます。「血」は皮ふの修復役だけではなく、
ホルモンバランスも調整します。
1ヶ月分で10,890円税込です。
・膿疱が多い場合は膿を排泄する漢方薬をプラスします。2種類服用します。
1ヶ月分で19,140円税込。
・発赤、熱感が強いニキビは熱を冷ます(清熱)する漢方薬をプラスします。2種類服用します。
1ヶ月分で19,580円税込。
・思春期から20代前に多い、内分泌のアンバランスによるニキビ
男女共にホルモンの不均衡により皮脂の分泌異常がおこる。自律神経のバランスを良くして
いきます。(20代後半になるとここにストレスや食生活の不摂生が加わります)
1ヶ月分で20,790円税込から21,450円税込。
熱の強いニキビは価格が高い漢方薬を使うことになります。
食事に気を付けたい、睡眠をしっかりとるなど養生が大事です。
◎肺胃積熱(はいいしゃくねつ)
口の周りにできやすい。色は赤く、大きく、化膿しやすい、つぶすと白い脂肪のようなかたまりが
出る。
こちらは「胃の熱」が先です。辛いもの、油っこいもの、味の濃いもの、甘いものを食べ過ぎ
お酒の飲みすぎなど食生活の不養生が中心です。
こういううものを食べていると「胃熱」が生まれます。この熱が肺の動きを妨げて、
ニキビになります。
★どんな漢方薬を服用する?
胃の熱を冷ます漢方薬を服用します。
・便秘がある場合は便通も良くします。
1ヶ月分で6,490円税込。
・便秘がない場合
1ヶ月分で11,550円税込
・のどが乾いて冷たいものを飲みたがる場合
1ヶ月分で8,690円税込
どのタイプも「肺経鬱熱」の漢方薬を合わせて服用することが多いです。
その場合プラス10,890円になります。
◎肝鬱化熱(かんうつかねつ)
生理前に悪くなるニキビ、生理1週間くらいに大きくなったり憎悪する。
精神的ストレスでできるニキビ。赤く化膿しやすい。
両方の頬(フェイスライン)にまとまって現れる。脇から胸にかけて張りや痛みがあったり
イライラしやすい、怒りっぽい、のぼせを伴うこともあります。
イライラしたり緊張状態が続くと、精神情緒の活動を調整する「肝」の働きが滞り、
熱が生まれる。この熱が肺の動きを乱します。
★どんな漢方薬を服用する?
「肝」の熱を冷まし、精神情緒がのびやかに活動でようにする漢方薬を服用します。
生理時にニキビがひどくなる人は、生理の1週間くらい前から服用しておくと良いです。
2種類の漢方薬を服用します。
1ヶ月分で17,490円税込。
生理の時だけニキビができる場合は2週間の服用でも良いと思います。
2週間分で9,750円税込。
◎瘀血(おけつ)
紫色の硬いニキビ。かくと出血する、治ってもあざのような跡が残る。
うっ血してしまっています。
★どんな漢方薬を服用する?
血液が滞っています。血の停滞を改善し、きれいに流す漢方薬を服用します。
「血」が滞る(瘀血)の原因は人それぞれ様々ですから、体質に合わせて、
2種類の漢方薬を服用します。
「瘀血」を改善する漢方薬は1ヶ月分で5,830円から13,200円税込と幅が広いです。
体質や瘀血ができた原因をしっかりと問診して、漢方薬を決めていきます。
瘀血ができた原因を解決する漢方薬も一緒に服用するほうが早く改善します。
問診には約60分、お時間をください。
次回は慢性化して治りにくいニキビについて書きます。