漢方が考える夏バテとは?①【京都漢方錦】

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漢方が考える夏バテとは?①【京都漢方錦】

2021/07/23

厳しい暑さが続いています。

今日は漢方では「夏バテ」をどう考えて、どう改善させるか。について書いていきます。

傷暑(中暑)=暑に中(あたる)と言います。


だから「暑中お見舞い」なんですね。

私はてっきり暑い中ですからお見舞いします。という意味だと思ってました。(←アホ)



傷暑(中暑)には2種類あります。


①陽暑(陽とは無形のエネルギー)陽暑はさらに2つに分けられます。

●暑熱  暑熱はまさに太陽の暑さ、熱です。

●暑湿  暑湿は湿気と暑さや熱が結びついたもの。これが一番身体にこたえると思います。

体がだるい、食欲が落ちるなどまさに夏バテです。

②陰暑(陰とは有形の物質)陰暑は現代病と言ってもいいかもしれません。

●受風寒(クーラー病) 夏のクーラーの冷たい風にあたること。

風寒とは普通は冬の風邪を表す言葉です。夏の暑さと風寒を同時に受けるというややこしい状態に

なります。そりゃ体はおかしくなりますね。

●(寒冷中脾)かき氷やスイカ、冷たい物の飲食による冷え。

冷たい飲食によって脾(胃腸)が冷やされてしまいます。飲食の寒冷に中(あたる)と

いうことですね。



昔、中医師(漢方医)の先生が「ヨーグルトだとがスムージーだとか冷たい物を食べるならそのあとは熱々のお茶とかを胃袋に流し込め」と言われたことがあります。

つまりは「冷たい物は食べるな」ということでしょう。私のお店ではヨーグルトやスムージーなど冷たい物の飲食をやめるようにおすすめしています。

なぜなら体調不良を訴えてお店に来られるお客様のほとんどが体内に『冷え』をもっておられるからです。体の中を温めないといけない方ばかりです。特に女性は。


夏にスイカやアイスクリームなど冷たい物を食べるときは温かい飲み物と一緒にしてください。

冷たい物を飲むときは一度にゴクゴクと勢いよく飲むのではなく

チビチビと口に含むような感じで飲んでください。

私は冷たい物を2,3口飲んだらそのあとは常温か温かいお茶を飲むようにしています。


明日は夏バテにどんな漢方を服用するか解説します。
 

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