京都で更年期、冷え性、低体温を治す①【漢方錦】
2020/11/03
冷え性,低体温を漢方薬で治す①
今日から冷え性と低体温についてい開いています。
先ずは、冷え性とは低体温とは何か。から解説します。
●冷え性とは、体温とは関係なく、冷えるという感覚を感じること。
日常生活に支障をきたすほどの不快感や痛みなど苦痛を伴う。しかもその状態が続くようなことを
冷え性と言います。
表面から外から温めてその場しのぎで済ませている人も多いと思います。
冷え性だと自覚していればまだよいのですが、私が思うのに
『自分の体が冷えていることにさえ気が付いていない』人が多すぎます。
私のお店で、問診をしてみて、「かなり体の中が冷えていますね」と私が言うと
「えっ、私は冷え性ですか?」という反応をする人が結構いらっしゃいます。
冬に厚めの靴下を2枚も3枚もはくなら冷え性です。
夏に冷たい飲食ものが多かったり、クーラーの中にずっといる状態も体は確実に冷えています。
手や足は暑いけれど内臓は冷えている人もいます。こういう場合、私は冷えない。
と言われるので、舌の状態をしっかりと説明します。
自分のことは自分ではわからない。
この言葉に尽きると思います。
だから60分~90分かけて体の隅々まで問診するのです。
●低体温とは、体表念が36度未満のことを低体温と言います。
人間の体は常に36度から37度くらいを保てるようになっています。
こちらもよくこんなことをいう人が良くいます。「私は37度出たら微熱です。」
医学的には37度は平熱です。現代人の体温が平均して下がっているとしても
36.3度以下は低体温です。
体温について詳しく書いておきます。
体温
39度以上 高熱 新陳代謝や神経系に影響が出始める
38度~39度 微~中度発熱 菌、ウイルスなどと必死で戦っている状態
37度~38度 微~中程度発熱 病原菌を攻撃開始
36.5度~37度 健康 新陳代謝、免疫力が正常に働く
36度~36.5度 境界体温 低体温予備、震えることで熱を生産する
35.5度~36度 低体温 新陳代謝と免疫機能が低下
下痢、便秘、腹痛、自律神経失調症、倦怠感、月経不順
更年期障害がひどくなる、メンタル疾患
35度 低体温 がん細胞が最も増殖する
34度 生命回復がぎりぎりの体温
33度 冬山で遭難して凍死寸前
次から冷え性、低体温の漢方(中医学)の解説に入ります。