京都で神経痛を漢方で改善する②【漢方錦】
2020/06/06
神経痛のうち、今日は坐骨神経痛です。
●坐骨神経痛
〇どんな病気
坐骨神経にそっておこる神経痛です。
坐骨神経は最大最長の神経で、大腿後面から足部にかけての広い範囲の知覚をつかさどって
いるため、この神経が刺激されると片側の臀部(でんぶ、お尻)、大腿の後面、ふくらはぎ
が痛み、かかとやくるぶしまで痛むこともある。
〇原因
外因=風、寒(冷え)、湿(湿気)、熱
内因=「肝」「腎」の栄養不足、「気」「血」の不足があります。
〇外因1、
湿(湿気)が体内に入って痛みがおこる。初期、急性の場合です。
特に湿気の多い梅雨から夏に痛みが出ます。
湿気の多い場所で長時間過ごす、汗で濡れた服のままで過ごす、雨に濡れたままでいることでも
おこります。
*汗や雨に濡れることを、「風湿の邪におかされる。」といいます。
湿気が「気」「血」を停滞させます。
重だるい痛み、むくむ。動作を開始すると時に痛みが強くなる。
五十肩の初期や寝ちがいもおこります。
「湿」は「寒、冷え」や「熱」とも結びつきやすいです。
*漢方薬を服用することによる治療方法
湿を発散し巡りをよくすることにより、風湿を取り除く漢方薬を服用します。
例えば、冷えた場合は「寒」も取り除く漢方薬を併用します。
〇外因2、
風に当たったり、冷えにより、風寒が体内に入り、「気」「血」を停滞させます。
こちらも初期、急性です。
冷えた感じをともない、疼痛が生じます。筋肉のしびれ、ひきつりをともなうことも
あります。温めたり、マッサージをすると気持ちがよくなります。
五十肩、寝ちがいの初期にもおこります。
*漢方薬を服用することによる治療方法
体を温め風寒を発散させることで風寒を取り除く漢方薬を服用します。
〇外因3、
熱が体内に入り、停滞すると下肢の発赤、腫れる、痛みが出る。
焼けるような痛み、熱感、しばしば発熱、口渇などがある。
*漢方薬を服用することによる治療方法
体に入った熱をおしっこで出す漢方薬を服用します。
熱が湿気とくっつくと「湿熱」となり、やや慢性化した痛みとなります。
次は、内因を解説します。
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