新型コロナ後遺症、女性のほうが出やすい【京都四条河原町漢方錦】
2022/11/08
一段と夜は冷えるようになりました。
京都四条河原町 漢方錦 石蔵友紅子(いしくらとくこ)です。
前回に続き新型コロナ関連情報です。
以下、毎日新聞の記事より。
京都大学の上野英樹教授は、昨年夏にピークを迎えた「デルタ株」などの感染者で、
後遺症を抱える患者70人の血液を調べた。
新型コロナウイルスを排除しようと作られる、「T細胞」の量やタイプによって
症状が異なる傾向が示された。
(T細胞については次回説明する予定です)
息苦しさや動悸などの症状が強い女性の場合、ウイルスを排除するタイプのT細胞と、
反対に免疫が過剰に働くのを抑えるタイプのT細胞がともに多くなっていた。
男性の場合は、こうした反応は見られず、上野教授は
「女性の免疫反応のパターンが自己免疫疾患やコロナの後遺症になりやすいことと
関係しているかもしれない」とみている。
一方、男性では、集中力の低下や抑うつ感などが強い人は、T細胞全体の数が少ない
傾向がみられた。(頭の中に霧ががかかったような感じがするという事で、ブレインフォグと
呼ばれます。)
(毎日新聞7月13日)
私のお店では、味覚が分からない、臭いが分からない、せきが長引くなどのコロナ後遺症の
相談がありました。もちろん男性もありました。
みなさん、漢方薬を服用していただき、改善しました。もしもお困りの方がおられましたら、
ご相談ください。
この毎日新聞の記事の中の「女性の免疫反応パターン」というのが、女性ホルモンとの関りが
考えられます。自己免疫疾患も女性に多いのです。
(自己免疫疾患の一例、関節リウマチ、バセドウ病、橋本病など)
これは女性ホルモンのうち、卵胞ホルモン(エストロゲン)と乳腺刺激ホルモン(プロラクチン)
に自己抗体や免疫反応を促す*サイトカインを活性化させやすい働きがあると考えられています。
サイトカインが活性化すると、体の中のあちこちで火事を起こし(炎症を起こす)ことが
自己免疫疾患やコロナ後遺症を悪化させていると考えられます。
(サイトカイン、難しい言葉です。こちらもできれば次回ちょっと説明します)
つまり簡単にわかりやすく言うと、女性ホルモンが多くても少なくても免疫を乱れさす原因になるのではないでしょうか。
ホルモンはバランスが大事。ちなみに閉経しても女性ホルモンがまったくなくなってしまう
わけではありません。
そこで、11月は18日(金)、19日(土)に漢方薬の試飲会を開催する予定です。
ホルモンのバランスを整えながら冷え性も改善する漢方試飲会です。
飲む美容液と呼んでいる漢方薬です。
詳細は10日(木)にご案内します。