更年期からもイキイキ過ごすために京都【漢方錦】

お問い合わせはこちら

ブログ

更年期からもイキイキ過ごすために京都【漢方錦】

2020/10/15

更年期から毎日ご機嫌に過ごすために②

閉経後でも知っておきたい生理のこと

続きです。

6、血の質

〇血はサラサラしている

〇血は粘っこい、粘り気がある

 

〇血がサラサラしている人は  「湿」を持っている

〇血が粘っこい、粘り気がある人は  *「熱」や「痰」がある

 

 

7、生理前になると胸が張る、お腹が張る、イライラする人は

「気」の停滞がある人

 

 

8、おりもの

〇なしは特に問題なし

〇あり(薄くて透明、粘り気がある)(色・白色、黄色)(臭いがある、ない)

 

〇正常なおりものは無色透明、無臭で少量

 

〇おりものに臭いがある人  生臭い乳白色のおりもの、黄緑色い人

              粘調で血が混じることがある、粘調で白い、または黄色い人

              これらの場合は「湿」と「熱」を持っています。

 

★★★おりものに悪臭があり、色が濃い黄色、茶色、血が混じる場合は悪性腫瘍の可能性がありますからすぐに検査するべきです。

 

〇おりものに臭いがない人  粘り気があり白色のおりものが続く人は

              「脾」の「気」が弱っています。

 

              希薄(水っぽい)な白色のおりものが流れるように出る人は

              「腎」の「陽」が不足しています。

 

これで生理の問診、質問は以上です。

解説が必要な用語を説明します。

〇「熱」「血の熱」の熱とは

体温やウイルスに感染した時(風邪やインフルエンザ)の発熱ではありません。

ストレスや怒り、悩みなど精神的なストレスは体内で「熱邪」を生みます。

香辛料、お酒、脂っこい物、味の濃い物を多く食べるとやはり、「熱」を生みます。

常にストレスがあり、イライラしたり、怒ったり、悩みが多いと「熱」が原因の病気に

なります。ストレスは簡単な問題ではないかもしれませんが、食養生は自分で努力すれば

変えることができます。食べるものは自分の体質に影響を与えます。

「血」の「熱」とは血にまで熱が及んだ状態です。

生理が早く来たり、量が多かったり、生理がダラダラ続いたいします。

 

 

〇「腎の精」とは

精とは人が生まれるために必要な物質。お父さんの精とお母さんの精から私たちは出来ています。

両親からもらった精は『先天の精』と言います

生まれてきたら食べ物から作られた精が人を成長させます。

これを『後天の精』と言います。

私たち女性は自分の精を使って妊娠、出産を可能にしているのです。

特に『後天の精』は食べ物でできているのですから食養生は大事ですね。

先天、後天両方の精は「腎」に蓄えられたいます。

「腎」は「精」の貯蔵庫です。

つまり「腎」を丈夫にしておく必要があります。

「腎」の「精」が不足している人は、生理が不定期、不順になる、経血量が少なくなる

生理痛が生理の後半にある(つまり血がなくなると痛む)などの症状が出ます。

閉経が近い人はこういうう症状が出てきます。

「腎」を丈夫にする食べ物は、黒い色の食べ物、塩味(塩って大事です)

豆類(大豆製品はいいです)、豚肉、栗(秋は食べたい)

 

次回は「湿」「痰」「陽」「脾」について解説します。

 

 

当店でご利用いただける電子決済のご案内

下記よりお選びいただけます。