更年期からもイキイキ過ごすために京都【漢方錦】
2020/10/13
更年期から毎日ご機嫌に過ごすために①
9月6日にzoomお茶会「閉経後でも知っておきたい生理のこと」
を開催しました。参加できなかった方から「話を聞きたかった」と
お声をいただきましたので、ブログでシェアします。
閉経しても若いころの生理の「血」の状態、体質はそのまま持っています。
私が中医学(漢方)を勉強を始めたころ、漢方療法推進会の先生から、こう教わりました。
「お客様が女性なら、何歳でも、80歳でも昔の生理のことは聞いたほうが良い」
漢方薬を選ぶときの参考になるからです。
生理についての質問は次の通りです。☑を入れてみてください。
私のお店に来ていただくときに漢方薬を選ぶ参考になります。
(*印はあとから説明します。)
1、生理周期
正常(25~34日) 正常は問題なし
〇早く来る(24日より早く来る)
〇遅れて来る(39日以上遅れる)
〇不定(早かったり、遅かったり)
〇早く来る人の体質 「気」の不足がある人、*「熱」を持っている人
〇後れて来る人の体質 「気」が停滞している人、冷え症、冷えがある人
「血」が不足している人、「湿」を持っている人
〇不定 「気」が停滞している人、*「腎の精」が不足している人
2、経血量(又は日数)
〇経血量が少ない(日数が少ない)(多い日用のナプキンを朝から夕方まで交換しなくても良い)
「血」が不足している人、「腎の精」が不足している人
冷え性、冷えがある人、「湿」を持っている人
血の循環が悪い人
〇経血量が多い(日数が多い)(多い日用のナプキンを2時間以内には交換する)
「気」が不足している人、「陽」が不足している人
*「血に熱」を持っている人
3、生理痛
ない場合は良い
〇ある人(生理の前半、生理の後半)
〇痛みが我慢できないほど痛む(痛み止めが必ず必要)
〇生理痛が生理の前半にある人(1日目か2日目)「気」の停滞がある人
冷え症、冷えがある人、「湿に熱」がある人
血の循環が悪い人
〇生理痛が生理の後半にある人(5~7日目)「気と血」の不足がある人、
「陽」の不足がある人 、「精と血」の不足がある人
★痛み止めが必要なほど痛むのは「瘀血・おけつ」がある人
「瘀血・おけつ」とは古くなった使えない血のこと。早く取り除かないといけません。
4、生理の血の色
きれいな血の色は問題なし
〇薄い赤
〇濃い赤(黒っぽい赤)
〇薄い赤 「血」の不足がある人、冷え症、冷えがある人
〇濃い赤(黒っぽい赤)血の循環の悪い人、冷え症、冷えがある人
★薄い赤の人の冷えは「血」が足りないから子宮を温めることができず冷える、
温めるだけの量がない。
★濃い赤(黒っぽい赤)の人の冷えは血行が悪いから冷える。
5、血の塊
〇生理の時に血の塊が出ないのは問題ない
〇生理の時に血の塊が出る人 血の巡りが悪い、瘀血(おけつ)がある人
もう少し続きがありますが、次に書きます。