京都で更年期、肌荒れを漢方で改善するなら【漢方錦】
2020/08/08
更年期以降「肌」、「脳」、「目」を健康にしたいなら油は必要
せっかくなので、いつかと言わず、ここで油の話を書きます。
●油の種類
〇必須脂肪酸
体に必要だが、体内では合成できないため外から補う必要がある。
オメガ3とオメガ6があります。
必須脂肪酸が不足すると抗体(ウイルスや細菌を攻撃するロケット)の生産量が低下します。
好中球、マクロファージ(どちらもウイルスや細菌を食べてくれる)の機能、運動性が低下する。
★オメガ3
サバ、イワシ、サンマ、ブリなどの背の青い魚に含まれるEPA,DHA。
シソ湯、亜麻仁油、エゴマ油に多く含まれるアルファリノレイン酸。
オメガ3は体に良いから積極的に撮りたい。
・オメガ3の働き
血管に柔軟性が出ます。
動脈硬化を予防します。
血液をサラサラにします。
細胞への酸素や栄養の取り込みがスムーズになり、お肌に艶や潤いが出てきます。
目(網膜、視神経の細胞膜)にはDHAが約50%も含まれています。
脳(神経細胞膜も大部分)の約60%が油です。このうち約25%がDHAです。
EPAは肝臓でDHAに変換されます。
★オメガ6
大豆油、コーン油、ベニバナ油、サラダ油、ごま油、マヨネーズに含まれるリノール酸。
オメガ6は出来るだけ控えたい。
現代人は一般的に摂りすぎていると言われています。
(とはいっても多少は必要です。)
・オメガ6を控えたい理由
オメガ6は体の中で炎症を促進する作用があります。
炎症が体のあちこちでおこると、炎症(火事)を消すためにマクロファージ(火消し役)が
集まって来ます。火消し役がたくさん集まりすぎると交通渋滞がおこります。
マクロファージは自分の仕事が終わると、その場で死んでしまいます。
これが酸化の原因です。
つまり、オメガ6は摂りすぎに注意して、炎症を起こさないようにする必要があります。
オメガ3とオメガ6のバランスは
1:1~1:4
肌にも脳にも目にも油(オメガ3を中心に)は必要です。