京都で更年期、頭痛を漢方で改善するなら【漢方錦】
2020/06/22
女性に多い症状、頭痛を漢方薬で治す②
今日は頭痛の2回目、内因性の頭痛のついて。
◎内傷頭痛
原因1、精神的ストレス、怒り、悩みなどで、「肝」の「気」の流れが
悪くなり、停滞した「気」に火がつき加熱し、肝火となって頭頂部に上がります。
怒ったり、精神的に興奮して頭痛がした経験のあるかたも多いと思います。
症状は怒りや悩みなどにより、激しい頭痛、割れるような痛み、イライラ、怒りっぽい
めまい、目の充血、顔面硬直、耳鳴り、口が苦いなど。
*漢方薬を服用することによる治療方法
興奮を鎮め、熱を冷ますことで「肝火」を解消する漢方薬を服用します。
怒りや悩みを持ちやすい人は、クンセリングで
なぜそうなりやすいか、考えてみることも良いと思います。
「肝火」が長く続くとほかの病気を呼ぶことになります。
原因2、頭風
風邪が「肝」に侵入し、流れを阻害し、「肝」の「陽」(エネルギー)と
風邪が結びついて、「風陽」となり上部を襲い、頭痛が発生し長期にわたって反復する。
感冒、情緒の変動、疲労、温度変化、睡眠不足などにより繰り返し発生する。
頭痛以外の症状はこれといって症状がない。
*漢方薬を服用することによる治療方法
風を除去し、「肝」の流れを良くする漢方薬を服用します。
過労、睡眠不足にならないように養生が必要です。
*風とは自然界の空気やかぜ(風邪)のことを指します。
原因3、気虚頭痛
脾胃虚弱で栄養の消化吸収が悪く「気」が不足し、頭部に「気血」が不足するか
あるいは、過労により「気血」が消耗されることから頭痛がおこる。
ジクジクする痛み、過労により」痛みが誘発されたり、増強する。
息切れ、疲労倦怠感、食欲不振、疲れやすい。
*漢方薬を服用することによる治療方法
「気」を補う漢方薬を服用します。
原因4、血虚頭痛
「血」は全身の器官を滋養する。「血」が不足すると脳を養うことができなくなり
あるいは「気血」の流れが遅くなり頭痛がおこる。
頭がふらつく、体をたてると頭痛が増悪し、横になれば軽減する。
顔色が悪い、めまい、動悸、忘れやすい、不眠など。
特に女性は、生理、出産、母乳を与えるなどすべて、「血」を使って
仕事をしています。漢方には「婦人は《血》を持って本となす。」
という言葉があります。常に「血」を補うことで
疲れにくくなります。
お肌や髪に艶が出てきます。乾燥も防ぎます。
洗顔後のお肌がモチっとなります。
イライラしたり、憂うつになるのも防げます。
*漢方薬を服用することによる治療方法
「血」を補う漢方薬を服用します。
内因性頭痛はあと4つあります。