更年期から増える手足の痛み、リュウマチ②
2020/05/11
リュウマチの2回目です。
リュウマチになりやすい人は、体に「水」=「湿」を持ちやすいので
「湿」をおしっこで出す漢方薬を飲みます。(ここは前回書きました。)
そして痛みの発作があります。痛みのある時は、炎症を起こしていますから
熱症状を持っています。
「熱」を抑えるということが痛みも進行を抑えることになりますから
とても重要な治療になります。
◎リュウマチの漢方薬を飲むことによる治療方法
●「湿」を除く漢方薬と「熱」を除く漢方薬を一緒に飲みます。
リュウマチのある方は、体全体は冷えているのですが、関節の部分は赤く発赤して
患部だけ炎症を起こしている場合がほとんどです。どんなに冷えを持っていても
炎症、「熱」を除くことを一番にしなければいけません。
「熱」が減っていき、炎症が収まると、次は冷えると痛みます。
●この場合は、温めると痛みが楽になります。「湿」を持っている場合も多いもで
温める漢方薬と「水」を除く漢方薬を飲みます。
●リュウマチが慢性化してくると、滞った「湿」や「血」が関節の周辺に結びついて固まります。
結節ができたり、変形してきます。そうすると
曲げ伸ばしがしにくい、痛みやしびれが激しくなります。
時間の経過した「湿」はドロッとして粘り気が出てきます。これを「痰・たん」といいます。
「湿」より取れにくくなります。
「血」が滞ってくると、「?血(おけつ)」ができ、固定制の鋭い痛みが出てきます。
「血」の滞り(?血・おけつ)を取り除く漢方薬と「痰」を取り除く漢方薬を飲みます。
次の段階は、関節の変形がさらに進み、痛みもあります。
●四肢、関節の変形や無力感、筋肉の萎縮、関節が動かしにくい、関節痛があります。
相当栄養が減ってきた状態になります。
「血」をはじめとする栄養を補う漢方薬を飲みます。
冷えると痛む場合は、温める漢方薬を併用します。
患部に熱感があり痛む場合は、熱を取る漢方薬を併用します。
●さらに症状が進むと、四肢、関節の変形、痛み、冷えや疲労により痛む、筋肉がやせる、
顔色が悪い、疲労倦怠感があります。このあたりになると「熱」はなくなり、冷えだけが残ります。
「気」や「血」を補います。
痛み方によって、温めたり、「血」の滞り(?血・おけつ)を取り除いたりする漢方薬を
併用します。
さらに進行すると、冷える、むくみ、関節内に水が溜まる、腰や四肢の無力感がでてきます。
●関節に水が溜まりますから、水を除く漢方薬、温める漢方薬を服用します。
関節、筋肉、骨などに栄養を補う漢方薬を併用して、老化を食い止めていく必要が
あります。
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