更年期から増える足の痛み②

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京都で漢方で膝の痛みを改善する【京都漢方錦】

2020/05/17

更年期以降の女性に一番多い足の痛みは、膝の関節の痛みだと思います。

膝の痛みについて、基本的な6つのタイプについて解説します。



これから梅雨に入りますから、湿気の影響をうけます。

「湿」「水」による膝の痛みについて。

◎湿タイプ
●症状 
重だるい痛み

手や足がボワンとむくむことが良くある

天気が悪い日、雨の降る前、降る日になると痛む

膝の曲げ伸ばしがしにくくなる

膝に水がたまる

●治療
体の水分代謝を良くすることで、膝の腫れ、痛みを改善します。

冷えると痛む人は、温める漢方薬も併用します。

逆に熱感を伴い、痛む人は、体内の熱を冷ます漢方薬を併用します。


◎冷えタイプ
●症状
手足が冷える

寒がり、冬が苦手

寒くなると、冷えると痛みがひどくなる

ひきつるような痛み

●治療
体を温め、血行を良くします。

体を温める漢方薬と血行を良くする漢方薬を併用します。


◎血の不足タイプ(血虚)
●症状
しびれがある、ひきつるような痛み

皮膚につやがない、乾燥する

髪の毛につやがない、パサつく

目がかすむ、ぼやける、乾燥する、疲れる

●治療
栄養の1つである「血」を補い、膝の関節にしっかり栄養が届くようにします。

「血」を補う漢方薬と血行を良くする漢方薬を併用します。

「湿」を持っている人は、水分代謝を良くする漢方薬を併用します。

冷えると痛む人は、温める漢方薬を併用します。


◎元気の不足タイプ(気虚)
●症状
元気がなく、疲れやすい

はあー、よくため息が出る。

食は細いほう

風を引きやすい

正座をする時、階段を下りる時に痛む

重だるい痛みがある

膝に水が溜まる

●治療
元気の「気」を補い、エネルギーを高め、膝の機能が正常に働くようにしていきます。

女性は「気」の不足と一緒に「血」の不足も持っている人が多く、「気」「血」両方

補うことも良くあります。

冷えると痛む人は温める漢方薬を併用します。

膝に水が溜まっている人は、水分代謝を良くする漢方薬を併用します。



◎気の滞り(気滞)
●症状
張ったようなような痛みがある

お腹やわき腹が張る

ストレスや緊張すると痛む

イライラする、怒りっぽい、憂うつ感、ため息がでる

●治療
「気」の流れを良くします。

「気」が停滞している人は、「血」も停滞しやすいですから、血行も良くします

「気」「血」が不足している人は一緒に補います。



◎血の循環不足タイプ(お血)
●症状
刺すように痛む

痛む場所が決まっている

夜間に痛みが強くなる

舌の裏の静脈が黒く、浮き出ている

舌の色が暗く紫っぽい色をしている

●治療
血行を良くします。

「気」や「血」が不足すると、血液循環が必ず悪くなります。

痛みが改善してきたら、「気」「血」を補い、血行不良を起こさないようにしていきたいです。



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