漢方が考える花粉症とは①
2020/03/02
コロナウイルスも収束しないまま、3月になりました。
マスクの役割が、コロナウイルス予防だけではなく、花粉症予防という方も多いでしょう。
今日は花粉症の漢方(中医学)のとらえ方を紹介します。
私たち日本人は、概ね胃腸の弱い民族だと考えられています。
米を中心とする雑穀類、魚介類、藻類、野菜、豆類、いも類などを長い間食べてきました。
いつごろからか(多分1970年の大阪万博以降か。)洋菓子や洋食を食べる機会が増え
砂糖や油(オメガ6)をたくさん食べるようになりました。
砂糖や油は胃腸の弱い日本人にとって、さらに胃腸を弱らせてしまいます。
漢方(中医学)では、胃腸(脾)が弱くなると、「水飲」「水湿」を生む。と考えています。
これを飲邪といいます。
この飲邪は、肺に伏留します。
肺にたまった飲邪が花粉などの刺激により外に出そうとするのが
水のような鼻水、くしゃみです。
漢方(中医学)では水が体内にたまることを病気の原因の一つと考えているので
良く水を飲め、とか、一日2リットル飲めとかは、絶対におすすめしません。
必要な水分量は個人差があります。
(真夏はやや多い目に水分は摂る方が良いとおもいます。)
花粉症の人が気を付けたい食べ物の対策は次の通りです。
●水分をとりすぎない
●甘いものや油の多い食べ物は減らす(魚の油、オメガ3は良い)
●冷たいものは食べない飲まない
●香辛料、辛い物は避ける
続きは次回。
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こんな方はご相談ください。
●花粉症で鼻水がズルズル出る、目がかゆい
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(こちらの画像は資生堂さんよりお借りしました。)