京都で逆流性食道炎を漢方で改善②【京都四条河原町漢方錦】
2023/06/12
今日は逆流性食道炎の2回目です。前回は熱証でした。京都で逆流性食道炎を漢方で改善①
2回目は寒証です。
〇寒湿内阻(かんしつないそ)
症状は、胸やけ、酸っぱいものが上がってくる(呑酸)、胸が苦しい、胃がつかえる、食欲不振、
よだれやつばが多い、胃の冷えや痛み、胃を温めると気持ちいい。
原因は、冷たいものを飲んだり食べたりすることで、胃腸が損傷をうけて
本来は下に降りるべき酸水が上に上昇してしまします。
東洋医学では、氷をいれもの、冷蔵庫で冷やしたもの、刺身など生ものはもちろん
本来は常温のものも冷たいもののうちに入ります。
★漢方薬による改善方法
脾胃を温め、上に上昇したものが下に降りるように調整する漢方薬を服用します。
〇脾胃気虚(ひいききょ)
症状は、吐き気、酸っぱいものがあがってくる(呑酸)、消化不良、食欲不振、
大便は緩い、軟便気味、食べるとお腹が張る、お腹が鳴る、疲れやすい、元気がない。
原因は、生まれつき胃腸が弱い、あるいは年齢とともに胃腸が弱ってきたり、
暴飲暴食を繰り返しているうちに胃腸が弱ることもあります。
元々、日本人は、胃腸が弱い方がとても多く、食養生は大事です。
暴飲暴食は要注意です。
★漢方薬による改善方法
脾胃の「気」を補い、脾胃を元気にする、上に上昇したものを下に降ろす力をつける漢方薬や、
そして脾胃の弱い人は、食べたものを栄養に変える力が弱く、
「痰湿」(不必要な水分)をため込みやすです。
痰湿を取り除く働きのある漢方薬を服用します。
当然、脾胃虚弱の人は、冷たいものを食べたり飲んだり、
水分をたくさん飲むのもおすすめできません。
寒証の人の養生は
常に体温より温かいもの(37度以上)を食べる、飲むようにしたいです。
逆流性食道炎は以上です。