コロナ後遺症について①【京都漢方錦】
2022/03/01
京都 漢方錦 石蔵友紅子(いしくらとくこ)です。
2月はコロナ後遺症の相談が2名ありましたので紹介します。
薬機法で医薬品の効果などを書くことは禁止されていますので
漢方薬の名前を書くことはできません。ご理解くださいますようお願いいたします。
一人は40代後半女性。
風邪のような症状で相談あり、はじめは寒気、節々の痛みと発熱(最高体温は37,9度)。
(この時点で漢方薬服用)
その後のどの痛みとせき。
(最初の漢方薬を変更する)
症状が治まった後から、鼻づまりと匂いが分からない。
舌を見ると、舌が白く、歯形があり、むくんだ感じ、
かなり冷えと「水」が停滞している様子から
2種類の漢方薬を服用してもらいました。
温めて鼻を通し、「水」をおしっこで出すという方法です。
漢方医学(中医学)では舌の診断がとても大事です。
12日間の服用で鼻づまりも匂いが分からないのも完治。
面白いことに、「腎」を温めて、「水」をおしっこで出したことから
「ずっとトイレが近かったのに、それが改善しました」というおまけつきです。
これは漢方薬の服用ではよくあることで
異病同治(いびょうどうち)と言います。
異なる病気を1つの(同じ)漢方薬で治す。という意味です。
もう一人は3日木曜日に書きます。お待ちください。