京都で漢方でへバーデン結節を改善する①【京都漢方錦】
2020/04/18
更年期から増える手足、指、関節の痛み、しびれについて書いていきます。
50代以降、更年期以降の女性に多い手指の痛みやしびれ、関節の変形は
女性ホルモンのうちのエストロゲンの減少が深く関わっています。
私たちの体の中には、エストロゲンを受け取るコンセントのような働きをする「受容体」が
たくさんあります。そのコンセント(受容体)が関節や腱にもあります。
関節や腱にあるコンセント(受容体)はエストロゲンがたくさん流れてくることを待っていますが
更年期に入り、エストロゲンが減少すると、コンセント(受容体)に流れる量も減ります。
エストロゲンによって守られていた関節や腱は、腫れたり炎症を起こし痛みが出ます。
エストロゲンには炎症を起こさないように守る働きもあるのです。
エストロゲンは抗炎症作用も持っているのです。
特に手指の痛みで多い病気は、リウマチ、ばね指、ドケルバン病、へバーデン結節、手根管症候群などが
あります。
どの症状の治療にも漢方薬はとても有効です。
その中から今日は、へバーデン結節についてお伝えします。
へバーデン結節
(絵は公益社団法人 日本整形外科学会HPよりお借りしました。)
●症状
指の第一関節が変形し曲がったり、関節の骨がこぶ状に腫れあがることもある。
変形性指関節症とも呼ばれます。
上の絵の右のように水ぶくれができる場合もあります。
●漢方薬を飲むことによるへバーデン結節の治療方法
ほとんどの方が痛みを持っていらっしゃいます。
漢方(中医学)には、「通じざればすなわち痛む。」という言葉があります。
「通じない」とは何が通じないかというと、血液です。
「血」の流れが悪くなると、痛みが出る。のです。
本来なら血液の中に含まれている栄養や酸素が関節や腱に流れてゆき、患部を修復するのですが
血液の流れが滞っていては栄養が届きません。
滞った血液を流す漢方薬を飲むことで痛みを緩和します。
そしてエストロゲンの減少が原因として考えられますから、エストロゲン様の働きのある漢方薬を
併用します。
エストロゲン様の働きのあるものには健康食品もご用意しています。
続きます。
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