京都で漢方でへバーデン結節を改善する④【京都漢方錦】
2020/04/25
更年期から増える手足の指の痛み、4回目です。
手の指の痛みの例としてへバーデン結節を例にしていますが、他に漢方薬が得意としている病気に
ばね指、ドケルバン病、手根管症候群、足底腱膜炎、足の甲の痛み、リュウマチなどがあります。
漢方薬を飲むことによる治療法3つ目です。
●手足、指のどの病気でも、冷えると痛む方は多いです。
体全体を温める働きを、陽といいます。
(太陽の陽ですから、なんとなくわかりやすいかなと思います。)
体を温める陽の働きも、老化により減っていきます。
肝、心、脾、肺、腎の五臓のうち、陽を蓄えているのは腎です。
痛み以外の症状として、寒がる、四肢の冷え、お風呂でなどで温まると痛みが楽になるなどがあります。
◎治療方法
腎の陽を補う漢方薬を服用します。
毎回同じになりますが、血の不足が背景にありますから、血を補う漢方薬も併せて飲みます。
また、血の滞りがあれば、血の滞りを治す漢方薬も必要です。
●上の続きとして、陽が不足して、冷えが長く続くと、さらに冷え(寒という邪)が入りやすい
状態になります。冷えが冷えを呼ぶ。といった感じです。体が弱っている状態です。
体が弱った状態では、体内の水の流れも悪くなります。水が停滞します。
この場合、指が腫れて痛む、手全体がぼわーんと腫れた感じがある、雨の降る前、雨の日
湿気の多い季節に痛みがひどくなる、さらに冷えると痛む。
◎治療方法
滞った水を取り除く漢方薬と温める漢方薬(腎の陽を補う)を服用します。
この時も血の滞りがあれば、一緒に治しておく方が良いです。
なぜなら、血によって酸素や栄養が運ばれやすくしておくことが再発予防になるからです。
ばね指、へバーデン結節の絵を載せておきます。(引用/公益社団法人 日本整形外科学会より)
ばね指
へバーデン結節
続きます。