冷えは春夏に作られるって?どういうこと?
2022/04/02
京都市中京区四条河原町 漢方錦 石蔵友紅子(いしくらとくこ)です。
4月になりました。昼間は日差しが暖かく感じるようになりました。
もしかして、もうアイスコーヒー、アイスクリーム、冷たいビールが美味しい。
あるいはヨーグルトは毎日食べる。という方はおられるでしょうか?
私のお店でお客様皆様にお願いしていることがあります。
(漢方薬を専門にしているお店は皆同じ事をアドバイスしています。)
それは、【冷たいものを飲まない、食べない】ようにお願いしています。
お店にご来店される方の9割は「冷えて」おられます。
「冷え」が色々な症状病気の原因となっているのです。
なぜ「冷え」が多くの症状病気の原因になるのでしょうか?
今日は漢方医学(中医学)ではなく、現代医学からわかる
『冷たいもので冷やしてはいけない理由』をお伝えします。
私たちが生きるために必要なホルモンなどの物質は、
たんぱく質、ビタミンミネラルなどを材料にして出来ています。
ホルモンなどを合成するために「酵素」が使われますが、
この「酵素」が働くためには体内、内臓の中の体温は37度必要です。
体内が37度という事は、体表部は36.5度くらいです。
特にたくさんのホルモンを作っている場所が腸なのです。
幸せホルモンと呼ばれるセロトニンはその代表です。
冷たい飲食ものが胃腸に入り37度より低くなると「酵素」が働かなくなり、
ホルモンの合成ができなくなります。
最近、「腸脳相関」「脳腸相関」と言われます。
腸が『冷たい』と感じると、脳に「冷えてますよ」
と信号を送ります。
脳が「冷えている」と感じると、脳内ホルモン、つまり神経伝達物質がうまく産生できません。
人間は常に高い体温を維持している生き物です。
高い体温を維持することで元気に活動し、生きているのです。
これから気温もぐんぐん上がり暑い夏に向かいます。クーラーで冷やされます。
外からも冷やされ、冷えた飲み物食べ物で内側からも冷やされる。
春夏に冷え性は作られています。
キンキンに冷えたもの、冷蔵庫から出してすぐのものにはご用心。
冷たい物を食べるときは温かい飲み物と一緒に。
冷たい飲み物が欲しい時もあります。
できれば一気にゴクゴク飲まないで、少しずつ口に含んで飲むようにしてみてください。
東洋医学で皆様の健康を作っていく、私からのお願いでした。
4月の漢方薬お試し会は15日(金)、16日(土)の予定です。
前回と同じ、めまい、ふらつき、頭痛、頭重感でお困りの方に。
湿気が方くなると症状が出る方が多くいらっしゃいます。
気象病という言い方も一般的になってきました。
ご相談ご希望の方はお電話か、お問い合わせ欄から、
15日(金)または16日(土)のご都合の良い日と
ご都合の良いお時間をお伝えください。今からご予約できます。
(詳細は後日このブログでお知らせします。)
こんな方はご相談ください。
☑めまいがよくある。クラクラする。
☑頭がフワフワする。
☑体がゆれる(歩く時など)
☑頭が重い。
☑頭が締め付けられるように感じる。
☑湿気が高いと頭が痛い、ズーンとする。(気象病)
☑病院に行って、メニエールと言われたが、処方薬で改善しなかった方。
☑病院で漢方薬を処方されたが、改善しなかった方。合わないと思った方。
☑病院では原因がよく分からない。と言われた方。