性のお悩みにも良い漢方③性交痛【京都四条河原町漢方錦】

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性のお悩みにも良い漢方③性交痛【京都四条河原町漢方錦】

2021/10/07

ブログをご無沙汰してしまいました。京都四条河原町 漢方錦

 石蔵友紅子(いしくらとくこ)です。

引き続き、「性のお悩みに良い漢方」を紹介していきます。

今日は『性交痛』についてです。

不感症①はコチラ。

不感症②はコチラから。

 

 

『性交痛』は漢方的(中医学的)に考えるとそれほど多く原因が

あるわけではないです。

◎性交痛の原因

肝鬱(かんうつ)

漢方医学(中医学)の言う「鬱」(うつ)とは西洋医学でいううつ病とは

全く関係ありません。またうつっぽい、憂うつとも違います。

ホルモンバランスの乱れ、自律神経の乱れ、交感神経優位などの状態を指します。

つまり、『肝鬱』(かんうつ)とは女性なら誰でもおこる症状です。

具体的な例でいうと、

生理前にお腹が張る、おっぱいが張る、イライラする、腰が痛む(張る)、肩こり(肩が張る)

などの症状は『肝鬱』(かんうつ)が原因によるものです。

他にも、喉がつかえる、喉に異物感があるなど『肝鬱』(かんうつ)を原因とする症状は

いっぱいあります。よく言う「不定愁訴」(ふていしゅうそ)といわれる症状は

『肝鬱』がからんでいると考えられます。

 

『肝鬱』があると神経が緊張した状態がつづくため、筋肉が硬くなります。

肩こり、腰痛なんかはその典型ですね。

で、膣も筋肉でできているので女性で性交痛がある場合

膣の筋肉が硬くなっているため、挿入された時に開かない

ために痛い。という事です。

膣の筋肉を緩めてあげる必要があります。

 

〇漢方による改善方法

基本的に『肝鬱』がありますから『肝の鬱を解く』(かんのうつをとく)

漢方薬を服用します。「解鬱」(げうつ)と言います。

「解鬱」(げうつ)の漢方薬は4種類くらいありますから、しっかり問診して

漢方薬を選びます。同時に2種類必要な人もいると思います。

●「肝に貯められるはずの血」が不足している人(血虚)

●もともとの性質(性格)が「肝鬱」の人

●「肝の鬱」が「心」に影響している人

●更年期で交感神経が優位になっている人

金額は1ヶ月分で(漢方薬1種類)9240円(税込)から13,200円(税込)くらい。

2種類になると14,800円(税込)から21,000円(税込)くらい。

 

もう一つの原因です。

◎閉経が近い、閉経後の更年期の女性

閉経が近くなり、更年期になると、膣が乾燥してきます。その上、膣の筋肉も硬くなるため

女性ホルモン様の働きのあるものや漢方薬を組み合わせて改善します。

金額は1ヶ月分、18,000円(税込)くらいから28,000円(税込)くらい。

 

膣の乾燥については、次回の「萎縮性膣炎」(いしゅくせいちつえん)

でも詳しく書いていきます。

 

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