病気の原因は自分の内と外の両方にある「外因」②【京都漢方錦】

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病気の原因は自分の内と外の両方にある「外因」②【京都漢方錦】

2021/05/24

今日は病気の原因の外因、外側の原因について2回目です。

病気の原因の外因1回目はコチラ。

2つめ、自然素因(原因)について。

①六淫(ろくいん)

自然界の気候の変化を「風、寒、暑、湿、燥、火(熱)」の六種類を「六気」と言います。

「六気」が人の体に作用して病気を発生させます。

病気を発生させることから「六淫」と呼ばれます。

6つを説明します。

 

 

A、風邪 痛み、かゆみ、けいれん、しびれ、湿疹、悪寒、発熱、頭痛、めまい、目の充血

のどの痛みなど急に発症して経過が短く、治るのも早いものを「風邪」と言います。

単なるカゼだけではなく、じんましんや、皮ふのかゆみなども「風」に入ります。

初期の頭痛、悪寒、けいれん、皮ふのかゆみなどを治す漢方のことを風を消すと言います。

風と寒、風と湿、風と熱はとても結びつきやすいです。結びついてしまうと治りにくくなるので

できるだけ早く風を消す漢方を服用してほしいです。

 

 

B、寒邪 冷えが体に入っておこる病気です。悪寒、手足の冷え、鼻水、下痢、頭痛、

関節痛、腹痛など冷えると下痢したり、体のどこかが痛くなったり

急に鼻水がズルズル出たりする経験は誰でもあると思います。

もともと冷え性であったり、体内に冷えを持っていたり、湿気(水)を持っていると

寒邪が取り付きやすいです。寒と湿(水)は結び付きやすい邪です。

冷え症や寒がり、湿を持った体質を持った人は、普段から漢方を服用して養生しましょうよ。

冷え性、寒がりは自分で実感できている人が多いですが、湿(水)を持っているかどうかは

自分ではわかりにくいと思います。体内に湿があるかどうかは問診すれば分かります。

 

 

C、湿邪 湿気が体に入ると治りにくいという厄介な性質があります。

体や手足が重だるい、頭が重い、締めつけられるような痛み、関節や筋肉が動かしにくい、

むくみ、痰が多い、鼻水が出る、湿疹、食欲不振、吐き気、腹部膨満感、下痢しやすい。

ちょうど梅雨に入りましたが、湿気が多いと体調が良くない人は多いと思います。

雨が降る前はヒザが痛むとかいいます。

低気圧のとき雨の時などに頭痛や重だるさなど気象病を持った人が増えています。

こういう方は必ず体内に「湿」(水)を持っています。

頭痛や関節痛に痛み止め、湿疹にステロイド軟こう、下痢に下痢止めでは解決しません。

湿邪を体内から排除しなければ治りません。

ぜひとも漢方を服用してほしいです。漢方の得意分野です。

 

 

D、火邪(熱邪) 発病が急で症状が激しく、進行が速い。

代表は熱中症でしょう。高熱、顔面紅潮、口渇、脱水、意識障害など。

漢方にも熱中症を予防するものはあります。ご高齢の方、真夏に外で仕事をする方は

熱中症予防の漢方をもっておかれることをおすすめします。

 

 

E、暑邪 夏バテ、暑気あたりです。

夏バテ、暑気あたりは下痢や食欲不振、体がだるいなど、「湿」と「暑」が結びついて

おこります。これも予防的に飲める漢方があるので、蒸し暑い夏がバテやすい、夏が嫌いだと

いう方は今から漢方を服用始めましょう。

 

 

F、燥邪 字の通り乾燥です。秋冬に発症しやすい病気。

口内の乾燥、喉の乾燥と痛み、空咳(乾いたせき)、皮ふの乾燥など。

燥邪に対抗するために、体の内部を潤す漢方があります。

若い時は秋冬の乾燥で病気になることは少ないです。

中高年になると粘膜が乾燥してきます。(イヤですね~)

例えばのどや気管支の粘膜が乾燥するとウイルス感染もしやすくなります。

そういう意味では、体を潤す漢方はやはり、予防として服用することができます。

 

以上が六淫、自然素因(原因)でおこる病気です。

やっぱり漢方は予防で飲めるものがたくさんあります。

これが漢方の特徴ですわ。

 

自然素因は他にウイルス感染、(今です・・)と

外傷(けが、打撲、ねんざ、骨折、虫刺され)などがあります。

 

打撲、ねんざ、骨折は漢方で治す方法があります。漢方の服用で、痛みも早く楽になりますし

早く治ります。

感染症対策、気になる方はご相談ください。いいものいろいろあります。

 

外的素因は以上です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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