京都で更年期、冷えのぼせを治す【漢方錦】
2021/01/12
冷えのぼせを漢方薬で治す②
冷えのぼせ2回目です。
●水滞(すいたい)
文字通り「水」が停滞することで
「陽気」が全身を巡るのを「水」が邪魔をする。
このため上半身はのぼせ、ほてりが出るが
「水」は下にたまる性質があり、下半身は冷える。
◎漢方薬を服用することによる治療方法
体を温めながら「水」を排泄する漢方薬を服用します。
●真陽発病(しんようはつびょう)
時々色々なところで出てきます。この名前。
元々の体質に「陽」の不足があり(陽虚)、体の中は冷えがある。
年齢とともに「陽気」は減っていくため、体内の冷えが強くなり
「陽気」を外側に押しやるという現象が起きます。(おしくらまんじゅうみたいに)
体表部は熱感があるため顔、頭、ほてりやのぼせ
手のひら、足の裏が熱いなどを実感します。
しかし、体内は「冷えている」のです。
感じているのぼせ、ほてり、手のひら、足の裏が熱いのは「仮の熱」です。
「真寒仮熱」(しんかんかねつ)といいます。
基本的には寒がり、冷え性、疲れやすい、元気がない。
突然のぼせたりほてったりする。温かい飲食物を好む。
更年期の女性に多いです。
更年期の女性は「陽気」が減りはじめ、その上「陰」も減りますから
バランスは乱れます。
◎漢方薬を服用することによる治療方法
「陽」を補います。
基本的に「陽」といえば「腎」の「陽」ですから「腎陽」を補う漢方薬を服用します。
「腎陽」を補う漢方薬には「陰」も補えるようになっているので
『陰陽のバランスをよくする』漢方薬でもあります。
更年期になったら飲んでおけばアンチエイジングになります。
冷えのぼせは冬に多いのでご相談ください。