京都で更年期、湿疹、皮膚炎を漢方で改善するなら【漢方錦】
2020/08/18
更年期以降おこりやすい病気皮膚病,掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)
手のひらや足底に白い小膿疱(膿を持った水疱)が見られる病気。憎悪、寛解を繰り返し
慢性的に経過する。中年の女性によくみられ、男性に比べると2~3倍ほど高く
発症すると言われています。
●原因
根本的な原因は現代医学では不明だが、以下のようなものが憎悪因子として考えられている。
喫煙
金属アレルギー
扁桃腺炎
虫歯
ストレス
薬剤
薬剤は20種類程度が原因となりえるが、高血圧の治療薬(とくにCa拮抗薬)は
頻度が高くなっている。
●症状
手のひらや足の裏などに多発する。膿が溜まった水疱(膿疱)が見られる。
掌蹠膿疱症の膿疱は、好中球(白血球の一種)が角質にたまったものであり
無菌性であることが特徴である。そのため他に者に接触しても感染することはない。
膿疱は、手足に生じる赤みからおこる。しばらくすると色調が茶色に変化し
水疱が破れてかさぶたを形成する。出始めはかゆみを伴うことが多い。
周期的に症状を繰り返すことが特徴。痛みが生じたり、爪の形が変形したりすることもある。
また、掌蹠膿疱症は、胸肋骨過形成症と呼ばれる病状を併発することがある。
胸肋、肋骨、鎖骨が腫脹し、痛みを伴う。掌蹠膿疱症の約10%に見られる。
胸肋骨過形成症の約80%は掌蹠膿疱症に合併にして発症し
単独で発症することはほとんどない。
●漢方薬による治療方法
掌蹠膿疱症のことを、漢方(中医学)では皮膚の内側に熱をこもらせていると
考えています。血分熱と言います。
なくてもよい余計な熱が血にあると考えています。
〇掌蹠膿疱症の症状がある時
余計な「湿」と「熱」「毒」を排泄する漢方薬を服用します。
〇症状が落ち着いてきたら
「熱」「毒」を排泄する漢方薬と、潤いをつける漢方薬を服用します。
〇皮膚が乾燥して、赤黒い場合は、「熱」と血液の滞り「瘀血、おけつ」を取り除く
漢方薬を服用します。
★漢方薬を服用するとほとんどの場合に、一時的であるが症状の悪化が見られる。2~3週間のうちに鎮静に向かうことが多く、しばらくの間は症状が悪化したり改善したりを繰り返す。
しかしあくまでも一時的な現象であるので心配はいりません。
1年半~2年くらい経過するころには症状はかなり安定し、3年を経過したころには
休薬または廃薬できる人が多い。もしも再発しても、同じ方法で比較的短期間で改善できる。
★★★生活習慣の注意
飲食の摂り方に注意が必要です。和食を中心にし、チョコレートやケーキなど
砂糖を多く含む食品,飲料は禁忌です。
掌蹠膿疱症は糖尿病の家系にに多く発症している傾向がある。
高血糖は症状の悪化に深くかかわっていると考えられている。
睡眠不足も症状の改善を妨げます。