京都で腰痛を漢方で改善するなら①【漢方錦】
2020/05/19
更年期以降おこりやすい病気腰痛①
50代くらいになると、腰痛を経験する人も多いと思います。
今日は、腰痛の一回目
◎急性腰痛について。
急性腰痛は、ぎっくり腰、椎間板ヘルニアなどの急性憎悪によりおこる。
●原因
重いものを持ち上げたり、転んだり、腰をねじるなど何か動作をしたり、無理な姿勢をしたり、
立ったり、座ったりするだけでもおこることがあります。
東洋医学、漢方の考え方では、「気」「血」の滞りがおきたために痛みがおこります。
●漢方薬を服用することによる治療方法
初期と回復期に分けます。
1、初期
刺すような痛み、激しい痛み、痛いところが決まっている(固定制の痛み)
ちょっとした体の動きでも激しく痛む、痛むところの皮膚が青紫色になる、腫れるなど。
血液がかなりひどく滞った状態です。「血」の滞りを治す漢方薬を服用します。
この時、「気」の滞りもあれば「気」の滞りを治す漢方薬を併用します。
2、回復期
*回復期には、急性期のような激しい痛みや、刺すような痛みは治っている必要があります。
ぎっくり腰を時々おこす、腰の活動が不自由、過労によって腰痛がひどくなる、腰や四肢の脱力感、
疲れやすいなどの症状があります。
腰=「腎」の栄養によって支えられています。
回復期には、ぎっくり腰、椎間板ヘルニアを繰り返さないように、「腎」に栄養を補っていきます。
「腎」の栄養を補う漢方薬を基本に服用し、血液循環を良くする漢方薬を併用します。
*回復期に寒い季節や冷える場所、湿度の高い場所、季節に長時間仕事をしたり、うっかり体を冷やしたり
した場合、「寒」冷えや「湿」が腰に入りやすくなります。
腰を温めると痛みが楽になる、雨の日や降る前、天気の悪い日に痛む、腰が重だるいなどの症状があります。
冷えると痛む場合は、温める漢方薬を基本に「腎」の栄養を補う漢方薬、血流を良くする漢方薬を併用します。
雨の影響で痛む場合や重だるい痛みがある場合は、「湿」を取り除く漢方薬を基本に、「腎」の栄養を補う漢方薬
を併用します。
「腎」の栄養を補う漢方の服用を続けることにより、腰痛をおこしにくい体質にすることかできます。
つまり、老化を予防することになります。