それもしかして六月病かも?【京都四条河原町漢方錦】
2024/05/30
五月ももうすぐ終わります。
京都市中京区四条河原町 漢方錦
石蔵友紅子(いしくらとくこ)です。
五月病は聞いたことがあるけれど、「六月病とは?」
五月病は新しい環境や仕事によるストレス、ゴールデンウイーク後に
やる気が出ない、何となく不調を感じるなどが有名です。
五月病がひと段落したと思ったら、
六月に入っても何となく不調が続いている人も
多いのかもしれません。
五月病と六月病の違いは、「梅雨に入り湿気の高いこと」が
原因として加わることです。
梅雨のジメジメした気候により胃腸機能を低下させることにあります。
日本人はもともと「脾」=胃腸が弱い民族です。
この「脾」=胃腸は湿気を嫌います。
そして五月病よりも六月病のほうが「こじらせやすい」、
悪化しやすいと言われています。
症状として多いのが
〇脾=胃腸症状
☑食欲不振
☑下痢や軟便
☑腹痛
☑お腹が張る
ここは脾=胃腸に溜まった「水」が原因です。
〇精神症状
☑イライラ感
☑憂うつ感
☑うつっぽい
精神症状が出やすい理由として、東洋医学(中医学)特有の理由があります。
外気の湿気が高いと、「気」の巡りが悪くなり、そして
体内の水の動きが悪くなります。
「水」の動きが悪くなって体内に余計な「水」がたまると、
イライラや憂うつ感が出てきます。
その上やる気が起きない、さらに悪化するとうつっぽいなどに
進行してしまう可能性もあります。
〇全身症状
☑全身倦怠感
☑体が重だるい
☑腰痛や関節痛
☑めまいや頭痛、頭重感
全身症状は、精神症状と同じく、
気の巡りが悪い→「水」の動きが悪くなる
それが腰や関節に溜まると→腰痛、関節痛
頭で「水」の動きが悪くなると→めまい、頭痛、頭重感
といった感じで症状が出ます。
〇漢方薬による改善方法は?
・脾=胃腸での水分代謝を整える
・気の巡りをよくする
この2つを基本にして
・精神症状がある方には、*「心」の周辺に溜まった「水」を排泄させる漢方薬を
・腰や関節が痛い方は、特にその部分の「水」を排泄させる漢方薬を
・めまいや頭痛、頭重感がある方は体の上部(頭)のある余分な「水」を
降ろす漢方薬をプラスして服用していただきます。
*「心」の一部は脳の働きを意味します。「心」の周りは「心包」と言われる
膜で覆われていて、そこに「水」が取り付くと、不眠や不安、うつ症状などが
出やすくなります。
梅雨から夏にかけて調子が悪いなあという方は
漢方錦にご相談ください。
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