生理痛がないとこんなにラクなんですね。【京都漢方】
2022/12/28
京都四条河原町漢方錦 石蔵友紅子(いしくらとくこ)です。
寒いですね。今日は底冷えします。
12月の21日の水曜日にお客様とお電話で相談。
30代の女性のお客様。令和1年からですから3年のお付き合いです。
生理痛が完璧に改善したお話をきかせてくださいました。
順を追って書いていきます。
R4年5月中旬 生理が始まって1~3日ぐらいズキューンと肛門あたりがものすごく痛む。
生理時に下痢しやすい、腰がだるい
生理時に肛門あたりが痛くなるのは、よくあることなんです。
説明します。
生理の時に子宮は「血」が充満します。すると子宮が後ろに傾斜をして、肛門を押す。
これが肛門あたりの生理痛です。また充満して後ろに傾くと、直腸を刺激して軟便、下痢に
なる人もいます。この方も生理時に下痢がありました。
(私も若い頃は生理の時だけ便通が良かったです。普段は便秘気味でした。)
(生理時の下痢は、女性ホルモンのバランスが関係するという説もあります。)
病院で検査の結果も子宮が後ろにあって、肛門が痛むので心配はいらない、という話でした。
子宮内膜症や筋腫などの心配もなし。
しかし、病院では、「これは生理痛と考えてよいから、鎮痛剤を飲んでください。」で終わり。
これでは対処療法なんです。
このお客様は、「それでいいのかなあ?」と疑問に思い私に話してくださいました。
なぜこの生理痛が改善したか?
漢方薬を服用してもらいました。
東洋医学的(中医学的に)説明します。
月経がはじまると、
〇何度も排便する、軟便、下痢になる。
〇腰がだるくなる、又は腰痛がでる。
こういう症状がある人はとても多く、子宮後屈が発見されることが多いです。
小腹部の経絡(気や血が通る通路)は腰の周りをめぐる筋肉につながっています。
お腹あたりの「気」が不足すると腰回りの筋肉が緩み、
「腎の気」(腎の元気)が損なわれます。子宮は「腎」とつながっているため
「腎の気」が損なわれてしまうと、子宮が元ある場所に固定されずに
後ろに傾斜してしまいます。
つまり「腎の気」(腎の元気)の不足が原因です。←これは結果
この結果がなぜ起きるのか?
おおもとの原因は「脾の元気不足」です。
そこでこの客様に「脾の元気」を補う漢方薬と「血」を補う漢方薬を、
相談のあった令和4年5月中旬より服用していただきました。
ずっと継続していただき、12月21日の電話相談で、
生理痛がまったくないです。
といううれしい結果を報告してくださいました。
生理は基本月に1回しか来ませんから、生理に関する様々な症状や病気は
最低でも3か月から6か月は様子を見ていく必要があります。
1年くらいお客様とお付き合いさせていただくと、どんな時に体調が悪いか、疲れるか
どの季節が苦手か、どんなことに対してストレスを感じられるか、など、
心と体のことがよく分かってきます。
これも漢方相談の良いところだと思います。
漢方医学(中医学)は心と体を分けないから。
『こんな時には、この漢方薬』
『今ちょっと普段と状態が違うなら、いつもの漢方薬を違うものに変えてみる』
こういうことができるのが漢方相談の良いところです。
もちろん、エイジングケアや美容、(男性なら精力剤)などは
長く服用することが大事ですけど。
私のお店には健康食品もエイジングケアとして良い物がそろっています。
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