更年期からもイキイキ過ごすために京都【漢方錦】

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更年期からもイキイキ過ごすために京都【漢方錦】

2020/10/19

更年期から毎日ご機嫌に過ごすために③

自分の生理から知ることができる体質について。

用語解説「湿」「痰」「陽」「脾」について解説します。

 

〇「湿」とは

文字通り湿気です。あとで解説しますが「脾」が弱いと

食べたものがうまく消化、吸収できません。栄養の消化吸収しにくいのに

「湿」という邪は作ってしまいます。「湿邪」と言います。

日本人の多くの人がこの体質を持っています。

梅雨や真夏に湿気が多いと、体がだるいとか、頭が重い、四肢の関節痛、

腰がだるいなどの症状が出る。

胃腸に「湿」が溜まると食欲不振、お腹が張る、下痢など。

この「湿」は様々な病気の原因となってくるので、私のブログでもたびたび出てきます。

生理では、生理周期が遅れる(39日以上)、経血量が少ない、

生理痛は前半にあるなどの症状が出ます。

 

 

〇「痰」とは

脾胃が弱いために生まれた「湿」が停滞し、時間が経過すると「痰」に変化します。

「湿」よりも粘り気があり排泄しにくくなる。

「痰」が肺に留まるといわゆるせきなどと一緒に出る「痰」となり

「痰」が胸の辺りでたまると、息が苦しい、胸が痛むなど

「痰」は不眠の原因にもなります。

生理では、生理周期が遅れたり、無月経になることもあります。

血の質が粘っこくなります。

 

 

〇「陽」とは

体温を上げたり体を温めたりする機能。

「陽」が少ない、不足すると、元気がない、手足が冷える、寒冷を嫌う

顔色が青白いなど冷え性、寒がりといった症状が出ます。

生理では、経血量が多い、生理の日数が多い、生理痛は生理の後半にある

などの症状が出ます。

 

 

〇「脾」とは

上にも書きましたが、栄養の消化吸収を受け持つ。

「気」と「血」を作る場所。

体全体の「水」の流れを調節する。

日本人の多くが「脾」の弱い体質を持っており

栄養の消化吸収が悪く、「気」「血」を作る能力が弱っています。

「水」の流れの調節もうまくいかず、体内に「湿」が停滞している人が多いです。

 

生理では、「脾」が弱いという事は「気」「血」が不足するのですから

生理周期が早い人も、遅い人も

経血量が少ない人も、多い人も

日数が少ない人も、多い人も

生理痛が生理の後半にある人も

臭いのない粘り気のある白いおりものが出る人も

血の色が薄い赤の人も

血の質がサラサラの人、粘っこい人も

みんな「脾」が弱いのです。

しかし「脾」を丈夫にする漢方薬はあるのですが

ものすごく時間がかかるため、「気」や「血」を補う=「補気」「補血」

「湿」や「痰」を取り除く漢方薬を服用することで体質改善していきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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