京都で更年期、湿疹、皮膚炎を漢方で改善するなら【漢方錦】
2020/07/25
更年期以降おこりやすい病気皮膚病②紫外線過敏性皮膚炎
文字通り、日光などの光線を受けは皮膚に生じる皮膚炎を「光線過敏症」という。
顔面、項部、上肢(手や背中)、上胸部(デコルテ)、など光線に露光された部位に限って
発疹が見られる。
日なたを歩く程度でも皮膚の露出部位に皮膚炎が生じるものを紫外線過敏性皮膚炎という。
先ずは紫外線の種類
長波長のUVAは5月から8月
中波長のUVBは7月から8月に最も多くなる。
この皮膚炎は日差しの強くなる4月から10月に多くなる。
●症状
急性に出現する紅斑と浮腫が主症状で、表皮と真皮浅~中層の炎症である。
●漢方医学ではどう考えるか
風、熱(湿)邪が侵襲し、発赤と同時に肌表の水分代謝が障害されて浮腫となる。
長引くと、皮膚の奥の血液中に入り込み、「血」が熱を持つようになる。
もともと「血」に熱を持った人は悪化しやすい。また、長期にわったて罹患している人は
全身の「陽気」(体を温めたり、体温を上げたりするエネルギー)の不足があります。
「血」に熱をもちやすいのは、
ストレスで熱が停滞している人
甘い物、香辛料が好きな人、お酒、脂っこいものが好きな人
*漢方薬を服用することによる治療
〇急性期、初期
清熱(熱を冷ます、体温を下げることではありません)し、湿を取り除きます。
浮腫が軽減したら、清熱だけを行います。
皮膚の色が赤黒い場合は、清熱しながら、「血」を補います。
〇急性期が過ぎた後
紫外線過敏症皮膚炎のある方の特徴として
手足の冷えや全身の冷えを訴えることが多く
一方、顔や上半身には熱感を有する。「上熱下寒」といいます。
何となく冷える感じのある人、手足が非常に冷える人、全身寒がる人とでは
服用する漢方薬が違います。
共通していることは温める漢方薬を服用することです。
どのタイプの人も4月くらいから10月くらいまでは服用する。
「上熱下寒」とは下半身に冷えがあるため、熱が上に上がってしまう。という考え方です。