新型コロナに罹患したら漢方もあります。【京都四条河原町漢方錦】

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新型コロナに罹患したら漢方もあります。【京都四条河原町漢方錦】

2023/02/02

京都市中京区四条河原町 漢方錦 石蔵友紅子(いしくらとくこ)です。

1月後半から京都も雪が降り、寒い日が続きます。

 

新型コロナだけではなく、インフルエンザや胃腸風邪も復活してきました。

インフルエンザ、胃腸風邪はもちろん、新型コロナにかかった時にも

漢方薬は服用します。

 

ラッコキーワードでキーワード検索してみると、「新型コロナ 漢方」「新型コロナ 葛根湯」

などのキーワードで検索している方が多いようです。

*注意「新型コロナ 葛根湯」についてですが、誰でも、どんな症状でも

葛根湯がいいわではありません。新型コロナ=葛根湯ではありません。

この二つのキーワードに「東北大学」をつけて検索する人も多いようですから

東北大学の研究論文をご覧になられた方も多いかと思います。

東北大学プレスリリース研究成果

この中で私がすごくうれしかったというか、「だから20年くらい前からずっと言うてるやん」

と思ったことがあります。

それは、熱が下がるのは、解熱鎮痛剤よりも漢方薬のほうが早い。

というものです。

下のグラフは東北大学の研究成果です。

私はお客様にはいつも、「解熱剤は飲まないほうが早く治るから、必要ないです。」

伝えてきました。もちろん漢方薬は服用します。その方が早く回復しますから。

(ただし39度を超える、40度近い熱が出たら、解熱剤を使うのも良いと思います。)

医学ではエビデンス(証拠)を重要視していますから、やっとこういう研究成果が日本で

出てきたという想いでいます。

 

そして、一番最初に書きましたように、何でもかんでも「葛根湯」ではありません。

東北大学も2種類の漢方薬を服用していますが、これは葛根湯だけよりも

応用範囲が広いと思います。しかしそれも当てはまらない人もいます。

つまり、その人一人一人に合った漢方薬を選ぶためには次のことが必要です。

1,症状を詳しく聞き取ること

(熱はあるか、寒気はあるか、後背部のゾクゾク感、節々の痛み、首筋肩の凝り、こわばり、

のどの痛み、せき、せきの強さ、せきの音、痰、痰があればどんな痰(色や質)、倦怠感、

重だるさ、などざっと上げてもこれだけあります。)

2,発症してからどのくらいの時間(何日)が経過しているか

この2つの情報が必要です。

 

新型コロナの場合、私のお店でも比較的多い症状は、発熱(微熱からはじまり)、のどの痛み、

せき、節々の痛み、倦怠感、重だるい、などが多いです。

のど、せきなど気管支の症状が中心が中心になっています。

寒気、後背部のゾクゾク感、首筋肩の凝り、こわばりは聞いたことがありません。

つまり葛根湯を用いる症状は、お客様からお話しを聞く時点では、出ていないのです。

もっと正確にいうと、熱が出る前にはゾクゾク寒気がする、なんか肩や背中が凝るなどの

症状があったかもしれませんが、お客様が「もしかして新型コロナかも?」と思って

検査をする頃には症状が進んでしまっているのです。

体の表面に現れていたものが体内の深いところに「邪」(新型コロナ)は入った。

という事になります。

 

葛根湯は、表寒(ひょうかん)=体の表面に寒さ、冷えが取り付いている状態の時に

服用する漢方薬です。

だから葛根湯の箱には、風邪の初期と書いてあります。

風邪かなと思ったら1,2日目に服用する薬です。

のどの痛み、せき、気管支の症状がでていたら、葛根湯では手遅れです。

 

前もって漢方薬を常備しておきたい方はご相談ください。

コロナにすでにかかった場合も、コロナ後遺症にもよい漢方薬があります。

新型コロナでもインフルエンザや風邪でも使える漢方薬です。

普段の風邪の引き方でどんな漢方薬が良いかわかりますので

ご相談ください。

 

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